面接に来た人はお客様|隠れた潜在顧客を見落とすな

潜在顧客の怒り
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隠れた潜在顧客

企業にとって、関わるもの全てが潜在顧客だと思ったほうが良いです。

時折、見かける、或いは耳にするところによりますと、求職者は別だと思っている企業が多いようです。

求職者を見下した採用活動

異常性の露呈としての圧迫面接

それは例えば、圧迫面接という形をとって現れます。単に、就職希望ということで訪れた相手に、面識もなく初対面の相手、又はせいぜい2、3回会ったことがある程度の相手に、心理的圧力をかけ、不快な思いをさせるような面接を行うこと、そしてそれに疑問を持たない感性自体が極めて異常です。

常識的に考えて、少なくとも契約を結ぶまでは、指揮命令下にあるわけでもなく、対等な関係で接することが求められるはずです。このような一方的方法で面接を行うような企業は、どこか一般の社会的感性から大きく外れていると考えられるので、避けた方が賢明です。たとえ入社したとしても、企業のおかしな論理に振り回されることでしょう。実情、特に企業の狂気性は入社しないと判明しないことが多いのですが、入社前に馬脚を現してくれたのだと有難く思いましょう。

求職者を見下す感覚

さて話を戻しますと、先の圧迫面接まで行かないまでも、求職者のことを見下げる感覚の会社は少なくないように感じます。面接担当者自身の人格的な問題である※のかもしれないのですが、一方的であったり、ぞんざいであったり、約束を守らなかったりと、少なくとも顧客相手では一般にはしないと思われる態度、応対をとることも少なくない※※ようです。

※ 採用担当者に問題が有って、採用の機会損失や離職率が不当に高まるなどの症状が見られることがあります。経営者は採用や離職については特に目を光らせておく必要があるでしょう。特に離職率が高い場合、同業他社などと比較して、給与水準など待遇面で特段の問題がなければ、採用担当若しくは職場環境に大きな問題があると考える必要があるでしょう。

※※ 実際に顧客にも同様の態度、対応をとることも多いでしょう。企業体質の一つの現れと受け取る方が自然かもしれません。

潜在顧客としての求職者

しかしながら、企業にとって、気をつけたほうが良いこと、忘れない方が良いことは、求職者も社会の一員であることです。それは潜在顧客であるかもしれず、口コミの源泉にもなり得る存在だということです。

まともな採用活動ならば問題は生じない

偶々たまたま、今回は縁あって入社を希望で訪れましたが、入社の有無にかかわらず、見込み客の一人となるかもしれませんし、見込み客の知り合いであったり、これから見込み客の知り合いになるかもしれないのです。

怨恨感情ルサンチマン醸成じょうせいする採用活動の存在

まともな求職者であれば、仮に不採用になったからといっても、逆恨みしたりはしないでしょう。「ああ、残念だったな」で終わるのが一般的だと思います。しかしながら、無礼な取り扱いを受けたり、ぞんざいな待遇を受ければ、当然、不快に感じ、否定的ネガティブな感情を抱くことでしょう。恨みさえ持たれるかもしれません。

企業にとっては、自身の経営環境に、ネガティブな感情を持つ存在を増やすことは得策とは言えません。

入社できなかったけれど、良い会社だな。

機会が有ったら、また挑戦したいな。

などと思われるような、言われるような応対を心掛けた方が良いことは当然です。

潜在顧客としての従業員

従業員についても同様のことが言えます。時として、その企業の提供する商品、サービスなどを気に入って入社してきた従業員がおります。また、在職中に顧客になる従業員もおります。この時点で、既に顧客であるわけなのですが、従業員に対しても得てしてぞんざいに扱われることが多いようです。顧客或いは潜在顧客には変わりないので、きちんと対応した方が良いのです。

ここで特にお伝えしたかったことは、従業員も顧客だから丁寧に扱う必要があるとまでは言いません。それも大切なことではあるのですが、それ以前のこととして、従業員も社内に居るから忘れがちだけれども、顧客や潜在顧客であり、口コミの源泉でもあり、仮に退社してしまえば、他の一般顧客と変わりないということです。

従って、求職者同様に、従業員は丁寧に扱う必要があります。従業員が自社や自社が提供するものをよく思っていなければ、それはきっとその企業自身にかえってきます。


自らに不利益を招く思い込み

従業員ということで、他の一般顧客を優先することも間違いです。きちんと対価を支払っている以上は、一般顧客と同等ですから、公平に取り扱う必要があるのです。従って、従業員が顧客として訪れた時、手抜きがあったり、妙な馴れ合いの調子になったり、或いはぞんざいになったりするような企業は二流以下だと言えます。

ところが、従業員自らが、顧客として訪れた場合に他の一般顧客に比して、割を食うことを当然のこととして受け止めている場合も少なくありません。日本人の一般的傾向として見られる現象の一つに、自らが不利益をこうむたねとなる思い込みが、更なる不利益を招いていることが挙げられますが、その一例と言えるでしょう。[追記 平成28年11月30日]


求職者と従業員については顧客同様に丁重に応対した方がよいというのが今回のお話の主題です。今回は、見落としがちな潜在顧客である、求職者及び従業員に焦点を当てたお話でした。

http://berufswechsel.surikogi.net/be_careful/complex/