実行に移せない時にどうするか|行動に繋がる決断術

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現実感

決断した。しかし実行に移そうにも行動が伴わない。

しばしば遭遇する局面ではないでしょうか。

結論として為すべきことが分っても、行動に移すことができない状況です。

過去記事 ¶ 踏ん切りが付かない時どうするか?|行動に繋がる決断術 では、選択肢を前にして、どちらを採るべきか決断できない状況を想定しました。決断するためには明晰判明めいせきはんめいに事態を把握すること。時間的制約も勘案すべき要素とし検討し尽すことの必要性を平家物語における源義経の鵯越ひよどりごえの逸話を引いてお話ししました。

今回は、為すべきことは判明した、しかし行動に移せないという場合にどうするかというお話しです。

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結論は出たが行動が伴わない

現実感が伴わない

事の重大さを現実的なものとして感じられないという場合が考えられます。およそほとんど全ての人は、目の前に火の手が迫れば、逃げなければならないと理解し、即座に行動に移すことができるでしょう。一方で、台風で、高潮の危険性が有るから海に近づくなと告知されても海に様子を見に行き、命を落とす人がしばしば見受けらるのは、高潮の危険性については現実感リアリティを覚えることができないことが原因と言えるでしょう。

高潮の例は、意思決定が行動に繋がらない例とはいささおもむきをことにしてはいますが、事の重大性を十分に認識できていない例としては恰好かっこうではないでしょうか。

現実感リアリティが伴わないことで、為すべきことを怠り、或は先延ばしにするなど、実行に移すことができないのです。

現実感の醸成

この場合は現実感を持てるよう情報収集するなど、あなたを行動に駆り立てる要素を収集します。先の高潮の例で言えば、高潮がどれだけ危険なのかを知ることでしょう。過去にどれだけたくさんの人が高潮で亡くなっているのか。波はどれだけ高くなるのか、或は風速何メートルの風が吹き、どれだけの威力があるのかを具体的に知ることです。そうすれば、海に様子を見に行きたいという衝動を抑えることができるでしょう。

余談になりますが、相手を説得して行動させる、或は説得して思い留まらせる際にも、現実感リアリティを持たせることは有効な手段です。

心理的な障壁

心理的な障壁は、先の現実感が伴わないことに起因する場合と事の重要性は認識しつつも行動が伴わない場合が考えられます。

現実感が伴わない場合は、既に述べましたので、ここでは事の重大性は認識しつつも行動が伴わない場合についてお話しします。

事の重大性を認識しつつも行動が伴わない場合は、行動に移すために必要な何らかの要素が欠けているということです。気力、体力、時間、資金、知識、ノウハウなどなどです。

本音を知る

為すべきだと判断しているのに、第一歩を踏み出せない場合、或は中座してしまう場合は、その原因を探ることが実行への第一歩です。自分の心に正直に、何が行動を妨げているのか自問自答するのです。

  • 面倒臭い
  • 億劫である
  • 時間が無い
  • 実行に必要な資金がない
  • 体力的に難しい
  • やり方が分からない
  • 上手く行きそうな気がしない

心の奥底に眠る本音を探ることで、実行を妨げる原因が明らかになって行きます。

本音をつまびらかにして行くことで、心の問題が明らかになってくる場合があります。

常日頃、認識している理由とは異なる様々な要因が複雑に絡み合っているものなのです。

課題解決

あなたの心に潜む本音を探り当てたら、実行を妨げている諸要因を解きほぐし、一つ一つ解決していきます。

時間や資金が足りないならば、どうすれば補うことができるか考えて行くのです。その過程で、心に潜む本音が更に明らかになって行くことでしょう。

自分をあざむかない

禁忌タブーを設けずに、自分自身と向き合い探り出して行きます。禁忌を設けずにとは、こんな不謹慎な考えを持っていてはいけないとか、こんなことを自分が考えている筈がないなどと、自己欺瞞じこぎまんに陥るような気持ちを排してという意味です。

自分をさばかない

裁いたり、罰したりしないから、本当のところを言ってごらん。

こんな風に優しく自分に語りかけるのです。目的は、自分の悪いところを責めることでは無いのです。あくまでも実行に移せない事柄を実行に移すことなのだということを肝に銘じてください。

嗚呼、こんな自分が情けない。

だとか、

こんな自分が許せない。

と思う必要は無いし、思ってはいけないのです。このような感情の騒めきは、心を揺さぶり、正しい判断から離れてしまう原因を作り出します。

目的に忠実になる

冷静に自分を見詰め、見極め、一つ一つを解決していくことで、あなたが為すべきことと認識している行動ができるのです。

為すべきことと直接的には関係がない行動が必要になる場合があります。例えば、気力が出ない時には、入浴するとか、散歩に出るとか、或は音楽を聴くなどといった気分転換が効果的で有る場合もあるでしょう。資金が無ければ、倹約や勤めに出ることが必要になるかもしれません。

前提が間違いかもしれない

本音を深く探った結果、時として、決断そのものに疑いが残る場合もあります。為すべしと判断しているつもりが、心の奥底では、為すべしと思っていないということです。

答えはあなたの中に

やらなくてはと思いつつ、長く実行に移せていないことが有る場合は、あなたは、あなた自身としっかり向き合い、先ずどうしてやらずに放置してしまったのか、どうしてやらずに放置しているのかをきちんと考え、その原因を解決していくことが、行動への第一歩なのです。