意味を知りたくて、実際にその言葉を発した本人に問いただしたところ、明確な答えが返ってこないといったことがあります。
言葉を発する以上は、意味をきちんと押さえて置かないことには、分かったようなつもりになるだけで、お互いが異なったことを考えていると云ったすら起りかねません。
そんな事態を避けるためには、不明確に思った言葉の意味は、その都度、きちんと把握していく習慣を身に付けることが最良でしょう。
勝利の方程式を定義
しばしば使う言葉なのですが、世の中ではどのように用いられているのかを調べてみました。
プロ野球における勝利の方程式(しょうりのほうていしき)とは、リードしている試合において、そのリードを最後まで守りきるためにとられる、チームの定石となっているリリーフ投手(中継ぎ投手、抑え投手)の継投策、および継投パターンのことを指す。
競馬をはじめとした野球以外のスポーツや投資、ビジネス、ギャンブルにおいても、必勝パターンの意味で使用されることがあるが、キャッチコピーとしての面が強く野球ほど定着はしていない。(出典:wiki)
とありました。
純粋に言葉そのものの定義としては、必勝パターンのようですから、必勝は「必ず勝てる」であり、パターンは「型」「原型」「模範」「
元の「勝利の方程式」ですが、勝利は「勝つこと」、方程式は、
数学および自然科学の諸分野における 方程式(ほうていしき、equation, formula)とは、さまざまな対象の間に成り立つ数学的な関係を記号を用いて等式などの式によって表したもののことである。(出典:wiki)
とあります。
経営において、勝利の方程式は、さまざまな対象の間に成り立つ関係を用いて式によって表したもの、それを転じて、「成功するために様々な対象の間に成り立つ関係」と定義したらよいかと思うのですが、いかがでしょう。私はこれまでそのような意味合いで使ってきました。
「必勝パターン」を使わない理由は、パターンというと型、鑑といった意味合いであり、中の様々な要素の関係、関係性に焦点が当てられていないので、微妙に意味合いが違うように感じるからです。