業務改革の切り口としてのインターフェイス

インターフェイス
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interfaceインターフェイス

今回はよくITの世界で使われている単語、「インターフェイス」を紹介したいと思います。この単語は、ある意味で魔法の単語ともいえ、様々な対象を見る時の枠組みを提供してくれます。

元来、和文の中で横文字、カタカナ語を使うのは好きではありません。

ところがどうしても使わざるを得ない場面はあります。置き換える適切な単語が無い場合です。以前に紹介した「feedbackフィードバック」もその1つなのですが、今回、話題にする「インターフェース」も同様です。

interface(インターフェース)は英語で界面や接触面、中間面などといった意味を持ち、転じてコンピュータと周辺機器の接続部分を表すようになった。さらに、ユーザーインターフェースなどのように、人間と自動機械との間の複雑な操作をする手順・規則との意味にも使われる。(wiki)

インターフェイスの意味

この単語の本質的な意味は、「処理機能と処理機能を結ぶ接続機能」といえるのではないかと思います。例えば、マザーボード(処理機能有)とグラフィックボードの接続(処理機能有)との関係も然り、パソコン(処理機能有)と人間(処理機能有)然りです。

今の2例だけでも、かなり広い分野で使える言葉であることが看て取れます。

広義

例えば、会社組織で云えば、中途採用で入ってきた従業員などが新たに部署に配属された際に問題になるのがインターフェイスと言えるでしょう。つまり、彼(彼女)は職務遂行能力有りとして入社して来ました。彼(彼女)は、処理機能有りです。一方で、既存の組織や業務の流れも、当然に機能しており、業務を処理しています。処理機能有りです。そこで両社のインターフェイスが問題ということになります。

処理系全体での能力発揮パフォーマンスの鍵

インターフェイスとは、「処理系と処理系を繋ぐこと(ところ)」と簡単に言ってしまえるでしょう。そしてインターフェイスは、その処理系と処理系の能力を発揮させる上での鍵と言えます。

パソコン(以下PC)で云えば、データの転送速度が遅ければ、処理系が早くても十分に能力が発揮できないですし、Audio/Visual オーディオ・ビジュアル(以下AV)の世界でも、プリメインアンプとパワーアンプを結ぶケーブルやパワーアンプとスピーカーを結ぶケーブルなどの抵抗が大きければ、再生の水準が下がります。そこでAVマニアなどは、接点やケーブルの品質にこだわり、時として接点を清掃するなど保守作業メンテナンスにも余念がないわけです。これらもインターフェイスの問題と言えます。

先の中途採用の話で云えば、組織側の業務情報の切り出し能力や説明能力、中途採用された従業員側としては、コミュニケーション能力や理解能力、業界や業務についてのリテラシに問題があれば、双方の能力を十全に発揮できません。この場合もPCやAVと同様に、インターフェイスを見ることで、各処理系の能力を最大限に発揮させる方向に導くことができるのです。

個々の処理機能に着目するだけでは片手落ち

インターフェイスという単語の切り口は、このように様々な要点整理の切り口になります。組織や業務などで課題解決する際にも、部署や業務プロセスといった各々の処理系単体を対象に考えるだけでなく、インターフェイスを対象として漏らさないことが大切です。