踏ん切りが付かない時どうするか?|行動に繋がる決断術

源義経
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後味の悪い優柔不断

決断を迫られる場面に遭遇した場合、踏ん切りが付かず、彼此あれこれ思い悩むものの、結局は何もせず。

後になって、後悔したり、何もしなかったことが結果的に良くて、所謂「結果オーライ」だとしても、何か流されてしまった感が残る。

そういった経験をしたことがある方が少なくないのではないでしょうか。

今回はこのような場面での対処法についてお話ししたいと思います。

踏ん切りの付く判断法

踏ん切りが付かない状態というのは、自分の気持ちが正確に理解できていないことに起因することがほとんどだと思います。

心の底からすべきであると理解できていれば、人は決断でき、行動に移すことができるものだからです。

どうすべきかは分かっている。

ただ、行動に移せないだけだ。

そう考える方も居られるかもしれません。

行動に移せないのは心の底から理解できていないから

行動に移せないとすれば、心の底から理解できていない、つまりはらに落ちていないと言わざるを得ません。

それではどうすれば、心の底から理解できるか、肚に落ちるかについてお話ししたいと思います。

心の底から理解できない、肚に落ちない理由は、モヤモヤとはっきりしない、分かったつもりでも、何か疑いが残る気持ちであることです。

従って、これらを解消できれば、スッキリと何らかの決断をすることができます。

決断するために為すべきこと

その為に必要なことは、

  • 勘案すべきこと(要素)を全て、拾い上げること。【全要素の拾い上げ】
  • 選択肢の各々について、選択した場合に起こりうる全ての場合を想定し、結果を推測すること。【全ての場合分け】
  • 各々の選択した場合のプロセスおよび最終結果として起こりうる可能性、確率を推測すること。【各々の場合の確率】

これらを納得いくまで吟味します。

一つの可能性も漏らすことなく拾い上げ、その起こりうる結果を想定します。

そして予測できない場合は、予測を妨げる要素はなんであるか、その要素の結果への影響度はどのくらいなのか、その可能性をブラックボックス化して、影響度合いだけを想定できないかなどについて考えていきます。

ここに云うブラックボックス化とは中のメカニズムは分からないけれども、出力アウトプット範囲の想定が出来ないかを検討することです。

例えば、損害金額の上限を想定するなどです。これ以上の心配はないという上限を認識することで、予算化や計画が可能になり、不透明感が減少し、判断できることがあります。

これらをきちんと行えば、自分が不安に思っていたことが何であり、それが現実に与える影響などが見えてきます。

判断材料は同じでも結論は人それぞれ

確実な結果を予測することはできませんが、自分がどの選択肢を採るのが合理的であるか、自分の価値観に照らした合理的結論を導き出すことはできます。

仮に精査した判断材料や事象の起こる確率が同じでも、人によって価値観が異なるので、選択される結論は変わってきます。

これが個性であり、判断や決断が人任せにはできないという理由のひとつでもあります。

卓越した情報収集と決断の事例

「平家物語」での源義経の鵯越ひよどりごえの逸話が好例の一つでしょう。

(以下「平家物語」についてはwikiより引用・加筆・編集)

源義経が難所の鵯越を馬で越える決断をしたのは、冬場に鹿が鵯越を越えると聞いたことです。

鹿が通えるならば、馬も通えよう

と判断し鵯越を越えることを決行しました。

多くの将兵とは異なり、義経にとっては、鹿が通えることが、肚に落ちるに十分な情報だったのです。

更には、一ノ谷の裏手の断崖絶壁の上で、義経は馬2頭を落とし、1頭は足を挫き倒れるが、もう1頭が無事に駆け下りたのを見て、

心して下れば馬を損なうことはない。皆の者、駆け下りよ

と言うや先陣となって駆け下ったとあります。

これによって奇襲が成功するわけですが、これは源義経だからこそ見い出すことができた材料をもとに判断が導き出され、決断された事例です。

念のために付け加えますと、ここでの源義経の判断材料は、鹿や馬の話だけではありません。

刻々と変化する戦況や自軍と敵軍の兵力差、士気、布陣、部下の自分への忠誠心、部下の能力など多岐にわたる筈です。

数多い制約条件の中、いずれにしても命にかかわる状況下、突破口を求めるべく安全とは言えない選択肢を採り成功を収めたのです。

後悔の無い決断の為に必要なこと

やり残しをしないこと

決断するために為すべきことで触れたことをしっかりと行うことです。

全てを網羅して勘案し、各々の選択肢を採った場合のリスクとリターンを検討し、自分の価値観に照らして納得するまで検討し、決断する。

やり残しをしない。(やり残し感を残さない。)

即ち、改めて自分が同じ局面に立った場合にも、同じ選択をするという確信が持てるところまで検討を進めることです。

時間的制約も勘案すべき一要素

検討する十分な時間が無い。

こんな声が聞こえてきそうです。

しかしながら、検討に活用できる時間、それ自体も判断に当たって勘案すべき一要素です。

つまり、「検討するために必要な時間的制約」が無視できないものであるならば、「決断するために為すべきこと」での「勘案すべき要素」として取り入れなければならないのです。

時間的制約も盛り込んで、後悔しないよう検討には臨む必要があるのです。

見切り発車ではいけません。

先の「鵯越ひよどりごえの逆落とし」の逸話での源義経は見切り発車ではないはずです。

多数の兵の命を預かる将たる義経が見切り発車をするはずはないのです。

これまでの内容を簡潔に纏めるならば

万事を尽くす

この一言に尽きます。

万事を尽くさなければ、結果を受け入れる気持ちは出来ませんし、後悔の無い決断は出来ないのです。


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